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iPhone 18 Proは12GB RAM搭載で9月18日発売か、DRAM不足で価格は最大270ドル上昇も
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財経新聞:最新ニュースフィード
iPhone 18 Proは12GB RAMを搭載する一方、DRAM不足で価格が最大270ドル上昇する可能性がある。写真は旧世代のiPhone。(Photo by Denis Cherkashin on Unsplash) [写真拡大]iPhone 18 Proは12GBのRAMを搭載し、9月18日に発売されると予想されている。予想価格は1,299〜1,369ドルで、iPhone 17 Proより200〜270ドル高くなる可能性がある。背景には、AI需要によるDRAM不足がある。高度なAI機能への対応状況に加え、発売時に入手できるかどうかも購入判断を複雑にする要因となりそうだ。■9月18日が発売日とみられる理由と、その重要性Appleは9月9日(水)に秋の製品イベントを開催すると予想されている。Forbesの寄稿者David Phelanは、9月7日(月)がレイバー・デーに当たり、移動日程の関係で火曜日の開催が難しいことから、水曜日の開催になる可能性があると分析している。予約注文は9月11日(金)に始まり、発売日は9月18日(金)になると予想される。iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、Apple初の折りたたみ式スマートフォンとされるiPhone Ultraが購入可能になる時期として、現時点ではこれが最も有力な日程だ。9月9日のイベントは、Appleの新しい最高経営責任者(CEO)の下で行われる初の基調講演になるとされている。Tim Cookは4月、9月1日付でCEO職をAppleのハードウェアエンジニアリング部門を長年率いてきたJohn Ternusに引き継ぐと発表した。Apple Newsroomも4月にこの移行を発表し、Cookは執行会長に就任するとしている。50歳のTernusはペンシルベニア大学で機械工学の学位を取得し、2001年にプロダクトデザイナーとしてAppleに入社した。Appleの主要なハードウェア製品群、Intel製チップからApple Siliconへの移行、iPadOSの開発を監督してきた。Ternusが引き継ぐのは、防ぐことも回避することもできなかった世界的なメモリチップ不足の影響を、1年以上にわたり吸収してきた企業である。Tim Cookは7月30日の最後の決算説明会で、この状況が2026年末までに改善するとは期待できないと述べた。これが、iPhone 18 Proをめぐる価格や供給の予測の背景となっている。■メモリ価格が高騰した理由と、元に戻らない背景iPhone 18 Proの価格上昇をもたらすとみられる部品がDRAMである。すべてのiPhoneに搭載され、アプリの実行やAIモデルの情報処理に使われる作業用メモリだ。世界のDRAM生産の90%超を占めるSamsung、SK Hynix、Micronは、製造能力を高帯域幅メモリ(HBM)へと計画的に振り向けている。HBMは、NvidiaのAIアクセラレータで中核的な役割を担う特殊な積層メモリである。TechTimesも、メモリ市場におけるこの生産能力の再配分を報じている。この判断は、各社が協調しなくても経済合理性によって説明できる。HBMは、iPhoneに搭載される低消費電力のLPDDR5Xメモリと比べ、製造ウェハー1枚当たり3〜5倍の収益を生む。Micronの開示資料によると、HBM生産に振り向けられたウェハー1枚につき、スマートフォン市場から従来型DRAMパッケージ約3個分に相当する供給が失われるという。TechInsightsのDRAMコスト分析によると、iPhone 17 Pro向けでは約39ドル(約6,200円、1ドル=159円換算、以下同)だった12GBのLPDDR5Xメモリが、iPhone 18 Pro向けでは同じ容量で約145ドル(約2万3,100円)に上昇するとみられている。同じ種類、同じ容量のメモリで約272%の値上がりとなる。7月30日の決算説明会で、Tim CookはAppleが置かれた状況について、「メモリ価格が指数関数的に上昇する、100年に1度の洪水のような状態だ」と表現した。IntelのCEOであるLip-Bu Tanは2026年2月、アナリストに対して、2028年まで緩和はないとの見方を示した。Counterpoint ResearchのアナリストTarun Pathakは、需給が均衡に向かい始める最も早い時期を2027年第4四半期とみている。Kearneyが2026年に発表した分析では、不足が少なくとも2030年まで続くと予測している。これは一時的な混乱ではない。AIハードウェアに向けた半導体製造能力の構造的な再配分は、少なくとも2027年まで続くとみられる。その期間に投入されるiPhoneでは、製品世代が変わるたびに前世代より高いメモリコストを抱える可能性がある。iPhone 18 Proの製造コストを押し上げているAI需要は、購入した端末でどのAI機能を利用できるかを左右する要因でもある。■iPhone 18 Proの価格上昇予測とAppleの対応2社の調査会社が、異なる前提から小売価格への影響を試算している。IDCのシニアディレクターNabila Popalは、IDC独自の価格予測モデルに基づき、200ドル(約3万1,800円)の値上げを予測している。この場合、iPhone 18 Proの価格は約1,299ドル(約20万6,500円)となる。一方、Appleが現在の利益率を維持するために必要な価格を試算したTechInsightsのモデルでは、270ドル(約4万2,900円)高い約1,369ドル(約21万7,700円)になるとされている。Appleはコスト増のすべてを消費者に転嫁するのではなく、利益率の一部を犠牲にする戦略を取るとみられている。調査会社TrendForceは、256GB版iPhone 18 Proの部品表上の総コストが、前世代と比べて約38%上昇したと推定している。決算説明会を取り上げたTechTimesの報道によると、Appleは最近のMacBookの価格設定と同様に、出荷台数を維持するためコストの一部を吸収するという。AppleはOLEDパネルの供給元であるSamsung DisplayとLG Displayから、約20%の値下げも引き出したとされる。ただし、最上位の1TB版Pro Maxでは部品コストが約300ドル(約4万7,700円)増加するとされており、ディスプレイのコスト削減による効果は限定的だ。Appleは7月28日、Klarnaが支援するリースプログラムを開始し、12カ月または24カ月間、月額17.99ドル(約2,900円)からiPhoneを利用できるようにした。200ドルの値上げを24カ月に分散すると、月額では約8ドル(約1,300円)の増加となる。ただし、購入ではなくリースを選んだ場合、契約終了時に端末の所有権は残らず、高額な中途解約手数料が発生する可能性がある。メモリ価格が予測通り上昇を続ければ、2028年の次回更新時には、さらに高い価格を基準に契約することになる。■AI機能を分ける壁:12GB RAMが意味するもの価格をめぐる議論の核心は明確だ。iOS 27で提供されるApple Intelligenceのうち、Siriの音声表現のカスタマイズ機能や、大幅に精度を高めた音声入力機能を端末上で実行するには、少なくとも12GBのユニファイドメモリが必要になるとされている。AppleはWWDC 2026でこの要件を示し、複数のApple関連メディアも同様の内容を報じている。12GB未満の端末では、Private Cloud Computeで処理を補う標準階層のApple Intelligenceが動作する。高度な階層に含まれるSiriの音声カスタマイズと音声入力の強化は端末上でのみ実行されるため、不足するRAMをクラウドで補うことはできないという。これは、主に次の3つの購入者層に影響する。iPhone 17の所有者(8GB RAM):Appleは2025年の主力モデルであるiPhone 17を、8GBのRAMで出荷したとされる。これは、2024年以降のiPhoneで標準とされてきた容量だ。iPhone 17は、刷新されたSiriインターフェースや新しい写真編集機能など、標準階層のApple Intelligenceには対応する一方、高度な階層の要件は満たさない。AppleのAI機能を主な目的としてiPhone 17を購入し、同社の最も高度なオンデバイス機能を利用できると期待していた場合、12GBという最低要件には届かないことになる。この状況は、今秋にiOS 27が提供されても変わらないとされている。ベースモデルのiPhone 18を待つ購入者(2027年春、9GB RAM):ベースモデルのiPhone 18、iPhone 18e、第2世代iPhone Airは9月には発売されず、2027年春に登場すると予想されている。サプライチェーンアナリストのMing-Chi Kuoによると、これらの端末には9GBのRAMが搭載されるという。iPhone 17の8GBより多く、標準階層のApple Intelligenceを円滑に動かすには十分とされるが、高度な階層に必要な12GBには届かない。MacRumorsは7月3日にKuoの予測を報じており、その後、これと矛盾する情報は報じられていない。したがって、2027年春に価格を抑えたiPhone 18を購入しても、高度なApple Intelligenceの要件を満たさない可能性がある。iPhone 18 Proの購入者(12GB RAM):iPhone 18 Pro、Pro Max、Ultraには12GBのRAMが搭載されると予想されている。2026年中に高度なApple Intelligenceの要件を満たす新モデルは、この3機種になるとみられる。Proモデルでは、ほかにも3つのハードウェア改善が予想されている。1つ目は、Apple初の機械式可変絞りカメラだ。可変絞りに関するTechTimesの報道によると、約f/1.4〜f/2.8の範囲で連続的に調整できる絞り機構を採用し、光学的に露出を制御する。現行iPhoneのソフトウェアによる背景ぼかしとは異なり、特に動画撮影で効果を発揮するとされる。2つ目は、TSMCの2ナノメートルGate-All-Around(GAA)ナノシートトランジスタ技術で製造されるA20 Proチップだ。新チップを取り上げたTechTimesの報道によると、従来のFinFETがシリコンフィンの3面をゲートで囲むのに対し、GAAでは水平なシリコンリボンの4面すべてをゲートで囲む。同じ性能で比較した場合、電力効率が約25〜30%向上するとされている。3つ目は、容量を増やしたバッテリーだ。中国の3C認証データベースへの提出書類によると、iPhone 18 Pro Maxのバッテリー容量は5,567mAhで、iPhone 17 Pro Maxの5,088mAhから約9.4%増加するという。チップの電力効率向上と組み合わさることで、駆動時間の改善が期待される。■米国版iPhone 18 Proのモデムが他地域と異なる理由複数の報道で補足的に扱われてきたものの、米国の購入者にとって重要なのがモデムの違いだ。米国で販売されるiPhone 18 Proには、Apple独自のC2モデムではなく、Qualcomm製モデムが採用されると予想されている。TechTimesは、流出したTata Electronicsの文書とAppleInsiderの独自報道を根拠として、この地域別の違いを報じている。理由は、対応する周波数帯の違いにある。社内コードネーム「Ganymede」とされるAppleのC2モデムは、VerizonやAT&Tが米国の人口密集地域で高速5Gサービスに利用する5Gミリ波に対応