サイバーセキュリティ企業 Empirical Security は20日、Brightmind Partners が主導するシリーズ A ラウンドで2,500万ドルを調達したと発表した。同社は Costanoa Vent […]サイバーセキュリティ企業 Empirical Security は20日、Brightmind Partners が主導するシリーズ A ラウンドで2,500万ドルを調達したと発表した。同社は Costanoa Ventures 主導でシードラウンドを完了している。企業のセキュリティチームは日々、膨大な脆弱性情報と向き合っている。クラウド、SaaS、API、サードパーティのコードなど、攻撃対象は拡大し続けており、何千件もの脆弱性候補の中から「どれを優先的に修正すべきか」を判断しなければならない。しかし、従来の静的なスコアリングシステムでは、実際の攻撃リスクを反映した優先順位付けが難しい。たとえば、業界標準の脆弱性スコアが高くても、自社環境では悪用されにくいものもあれば、スコアが低くても実際に攻撃者が狙っているものもある。限られた人員と時間の中で、セキュリティチームは「推測」に頼らざるを得ない状況に置かれている。Empirical Security の解決策は、実際の攻撃データに基づく予測モデルを提供することだ。同社は2つの主力プロダクトを展開している。1つ目の「Foundation」は、インターネット規模で実際に発生している悪用のテレメトリ(遠隔測定データ)を監視し、1万8,000以上の悪用されたCVEを追跡するグローバル予測モデルだ。EPSS(Exploit Prediction Scoring System)などの既存指標と組み合わせ、どの脆弱性が実際に悪用されているかをリアルタイムで把握できる。2つ目の「Radiant」は、Foundation のグローバルな知見を各組織固有の環境に適用するカスタムモデルだ。企業ごとの資産構成、システム設定、テレメトリデータをもとにファインチューニングを行い、「自社環境で実際に悪用される可能性が高い脆弱性はどれか」を予測する。つまり、グローバルな攻撃トレンドと自社固有のリスクを掛け合わせることで、セキュリティチームは「何千件の中からどれを先に直すべきか」を推測ではなくデータに基づいて判断できるようになる。同社の共同創業者は、いずれもサイバーセキュリティ分野で実績を持つ。CEO の Ed Bellis 氏と CTO の Michael Roytman 氏は、脆弱性管理プラットフォーム Kenna Security(2021年に Cisco が買収)の出身だ。Chief Data Scientist の Jay Jacobs 氏は、業界標準となったEPSS の共同作成者として知られる。via Empirical Security