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バックオフィス業務の自動化を目指すAIエージェント「Thira」2,100万ドルを調達
['Bridge 編集部']
BRIDGE(ブリッジ)
エンタープライズ向けAIエージェント開発の Thira は現地時間14日、Madrona が主導するシードラウンドで2,100万ドルを調達したと発表した。FUSE および著名なグローバル顧問・CIO グループが参加した。 […]エンタープライズ向けAIエージェント開発の Thira は現地時間14日、Madrona が主導するシードラウンドで2,100万ドルを調達したと発表した。FUSE および著名なグローバル顧問・CIO グループが参加した。同社は Apptio の共同創業者である Sunny Gupta 氏と Kurt Shintaffer 氏が設立したスタートアップで、企業のバックオフィス業務を AI エージェントで自動化することを目指している。Apptio はSunny Gupta 氏と Kurt Shintaffer 氏らが2007年に創業し、2016年にNASDAQへ上場。その後、2023年にはIBMが46億ドルで買収した。企業の IT 部門やバックオフィスには、いまだに手作業で繰り返される複雑な業務が多く残っている。複数のシステムを行き来しながら手動で進める必要がある作業は IT 部門の負担と非効率の原因になっている。Thira が開発しているのは、こうした複数システムにまたがる業務を AI エージェントが代行する仕組みだ。まず対象とするのは IT サポートで、社員の PC セットアップ、ロックされたアカウントの解除、ソフトウェア購入の承認といった依頼を処理する。GeekWireによると、AI エージェントが IT チケットを受け取り、ServiceNow やJira Service Management、Freshservice のほか、ID・端末管理ツールを横断して必要な処理を実行し、チケットをクローズするところまでを担う構想のようだ。Apptio が IT 支出を可視化する「System of Record」だったのに対し、Thira は可視化した情報を基に行動する「System of Execution」への進化を掲げており、将来的には財務や人事にも対象を広げる計画ともしている。同社はすでに10社のエンタープライズ組織と「デザインパートナー」として製品開発を進めている。具体的な企業名は公開されていないが、実際の企業環境でエージェントの動作を検証しながら製品を改善している段階だ。創業チームには、Gupta 氏と Shintaffer 氏のほか、元 Atlassian で SVP of Engineering を務めた Mudit Goel 氏、元 Oracle Cloud Infrastructure の AI エンジニア Grant Neuman 氏、元 Databricks の Director of Product Management である Tarek Madkour 氏らが参加している。via BusinessWire