秋雨前線の影響で茨城県内は18日、大気の状態が非常に不安定になって、午後から雨や風が急激に強まり、突風による被害が相次ぎました。このうち、つくば市では、建物の倒壊や施設の破損など少なくとも20件以上の被害が確認されました。19日は水戸地方気象台の職員4人が現地調査に入り、花室では2階建てのプレハブの建物が1階部分から崩れた現場をはじめ、周辺にある住宅などの状況を調べました。住宅では、屋根の瓦が落ちるなどの被害が出ていて、職員たちは落下した瓦の重さを測ったり、屋根の状況を撮影したりしたほか住民に当時の様子を聞き取っていました。住民の80代の男性は聞き取りに対し「今までに経験したことがないような風だった。短い時間に強い風がサーっと吹いた」などと話していました。水戸地方気象台の戸崎一弘 次長は「実際に被害が起きたところでどのくらいの風速だったかなどは、現地調査の結果を踏まえて確認していきたい」と話していました。また、つくば市から西におよそ30キロ離れた境町猿山では、工場内のレールからおよそ30トンある大型のクレーンが県道に倒れて一部をふさぎました。こちらの現場でも気象台の職員4人が調査を行い、町の担当者から全体の被害状況を聞き取りながら高さおよそ4メートルの位置にあるレールやクレーンが倒れた影響で折れた木などを写真に収めていました。水戸地方気象台の押木徳明 水害対策気象官は「木が倒れている方向や折れている高さなどの情報をもとに風の方向や規模などを判断していきたい」と話していました。現地調査は19日夕方までに終わったということで、気象台は今後、調査結果をまとめて公表することにしています。